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やわい屋

2022/12/20 更新

「用の美」を体現する器や雑貨。作り手の温もりと普遍的な価値を伝えるロングライフなものたち。

飛騨古川の町はずれ。
高山市から車で30分ほどの里山にぽつんと佇む、江戸末期〜明治初期の名残をとどめる築150年の古民家。
山と田んぼに囲まれたこの古民家には、感性の鋭い地元の若い方や、県外からのお客さんたちがひっきりなしに訪れます。

ここは朝倉さんご夫婦が暮らしながら営む民芸品店「やわい屋」。
全国各地を回って買いつけた民芸の器やガラス工芸品、古本、生活道具、アート作品など、朝倉さんの感性に響いた作品が並んでいます。

お店に一歩足を踏み入れると、どこか凛とした空気のなか並ぶ美しい器たち。
もともとは馬屋だったという空間では、自然な光の明暗に照らされて、ひとつひとつの商品が存在感を放っています。

普遍的で実用的な暮らしの道具たちは、どれも個性的な佇まいでありながらもどうやって使おうか自然とイメージが沸いてきそうな暮らしの気配が感じられるものたちばかり。
新しいものではなく、それぞれの地域の”らしさ”が詰まったスッと馴染むような心地の良い道具たちは、着飾らないけどとても美しくて、ずっと大切にしたくなる。
実際に手にとってみると、どこか優しさと懐かしさを感じる、そんな道具たちが数多く並んでいます。

高山に工房を持つガラス職人安土草多さんの作品は、「やわい屋」を代表する商品のひとつ。
暮らしにささやかな光を灯すどこかぬくもりを感じる風合いは、吹きガラスならでは。
ひとつひとつが手作りのため、大きさやかたち、光のゆらぎが異なるのも魅力的です。

▲作品を求めて、県外からも多くのお客さんが足を運ぶそう。

店内を眺めながら聞こえてくるのは、川を流れる水の音や虫の声。
そよ風と共に、土や草の匂いが感じられる穏やかで心地のいい空間です。
ここでしか出会えない道具たちに出会いに、是非足を伸ばして訪れて欲しい場所のひとつです。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市国府町宇津江1367

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