CULTURE

古い町並

2022/12/23 更新

江戸の昔から続く情景がここに。たおやかな情緒に包まれながらそぞろ歩きたい、時を止めたような小路。

JR高山駅から10分ほど歩くと、江戸から明治時代にかけての面影を感じる「古い町並み」に辿りつきます。
「飛騨の小京都」とも呼ばれる古い町並みは、城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みのことを指します。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、伝統が息づく歴史的建造物がずらりと立ち並ぶ空間は圧巻で、思わずタイムスリップしたかのような気分になります。

通りには、古民家を改装したカフェや雑貨店、歴史を感じる老舗の暖簾などが並びます。
造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、みだらしだんごや飛騨牛にぎりなどの食べ歩きグルメも豊富で、歩いているだけでも楽しい。
ゆっくり歩いても3時間ほどで見回ることができるので、近くの朝市や高山陣屋と合わせても堪能できますよ。
人力車や、着物がレンタル出来る店もあるので、人それぞれの楽しみ方が出来るのも嬉しいところです。

「ごくらく舎」の人力車も情緒あるまち並みの一部となっている

出格子の連なる軒下の側溝には水が流れており、降り積もった雪を流す「流雪溝」や防火用水として活用されています。
この水は夏でも冷たく、打ち水や生活用水として高山に住む人々の生活を支えているのだそう。

縦横の直線美と落ち着いた色調が印象的な古い町並み。
夏は涼を感じながら、冬は雪の静けさを感じながら、四季折々の違った雰囲気を味わうことができます。
高山観光では欠かせない人気スポットで、歴史を感じる情緒に包まれてみてはいかがでしょう。
 

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市上一之町

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