EXPERIENCE

城山公園

2022/12/23 更新

市内を一望するロケーションの城址公園。桜や紅葉の時期はもちろん、高山の夜景も必見。

四季折々の楽しみ方が詰まった高山のシンボル。

高山の古い町並みを見下ろす高台に位置する城山公園。
ここは公園といいつつも、実は様々な顔を持ち合わせている、高山市民のシンボル的存在です。
子どもたちが大はしゃぎで駆け回る公園であり、桜、新緑、紅葉、雪景色と四季折々の表情を楽しめる自然豊かな山でもあり、かつて飛騨高山の領主であった金森長近が築いた高山城跡のある歴史遺産でもあります。

春には千本の桜が咲き誇る桜の名所として、秋は色とりどりに染まる紅葉の名所として知られる城山公園には滑り台や小さなアスレチックがあり、小さいお子様連れでも遊具で思いっきり遊ばせることができます。
公園の中心には金森長近の銅像が子どもたちの遊ぶ姿を優しく見守ってくれています。
公園には無料の駐車場が併設されているので車で遊びに来れますが、休日ともなると高山市民が集うので駐車場がいっぱいになることもあるため要注意。

遊歩道で歴史探索&トレッキング!

中腹の公園に車を停めて、遊歩道に導かれて公園から山へと足を踏み入れると景色は一変。
標高686.6mの城山は数多くの野鳥や野うさぎ、ムササビ、アナグマといった野生動物(なんとクマが出没することも!)が暮らしている自然いっぱいの森林です。
遊歩道はアップダウンが激しく、散歩気分でヒールで足を踏み入れると後悔するくらい足元の悪いところもあるコースなので、ちょっとしたトレッキング気分で向かうことをおすすめしますが、街の中とは思えないほどの自然が感じられます。

実はここは手つかずの森林ではなく、今のような自然あふれる姿になったのは高山城がなくなってから。
江戸時代までは石垣や城壁、望楼型3階建ての天守などがある立派な城郭でしたが、1695年に廃城された後に人の手で整備され、森林浴の森100選にも選定されるほどの自然豊かな森林として蘇りました。

ゴールの本丸跡を目指して歩いていくと、当時の城の姿を偲ばせる石垣が随所に残っていて、ところどころくねくね曲がった歩きにくい道が。
よく見ると「大手」や「搦手」といった案内があり、侵入してきた敵兵の足を鈍らせて側面から迎え撃つ戦のための作りであることが伺えます。

天守こそ残っていませんが、本丸の周囲にはかつての石垣がそのまま残っており、屋形の形状がよくわかります。
きっと金森長近公はここにあった天守から町を見下ろして未来の高山の姿を夢に描いていたんだろうな・・・なんて歴史に思いを馳せながら、自然の空気をいっぱいに吸い込んで心身共にリフレッシュしてみませんか。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市城山

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