創業明治初年の馬印 三嶋豆本舗。
三嶋豆は飛騨高山を代表する、日本で最も古い歴史を持つ豆菓子です。

厳選した国産大豆を使用し、添加物を一切使用せずに素材の持ち味を生かしたおやつ。
高山の人々はこれで育ったといっても過言ではなく、老若男女から愛されるソウルフードのような存在とのこと。
思わずパクパクと食べてしまい、いつの間にかカラに・・という方も多いのではないでしょうか。

日本最古の豆菓子ですが、創業当時から味と製法を変えずに守り続け、ひとつひとつ丁寧に手作業で作られています。
大豆のやわらかさが最大限に出るように、季節の気温・気候に合わせて湧き水に一昼夜以上ふやかしてから炭火を用いて煎るなど、できる限り機械に頼らない製法で作られています。
かかっている砂糖は、ガスや蒸気を使わずに何度も何度も丁寧にコーティングを繰り返し、丁寧に乾燥をさせているのだそう。
そのため、製品にするまではなんと５日もの工程を経ているのだとか！
手間ひまをかけ、大事に作られているんですね。

大豆を炒ってコーティングした白い豆のほか、時折混ざる海苔味の緑の豆がまたたまらないんです。
そしてこれは口直しと乾燥剤としての品質保持のための古人の知恵。
白と緑の二色の鮮やかな組み合わせは、味だけでなく見た目も楽しい。

パッケージの馬は、飛騨地方から「山桜」などの多くの名馬が出たことによる繁栄を願う馬印。
レトロなデザインも可愛く、お土産にも喜ばれる一品です。

高山市民には馴染みのある昔と代々変わらない味とスタイルが魅力的な、百数十年の歴史のある豆菓子｡
ぜひお土産に購入してみてはいかがでしょうか。