FOOD

山の幸 うり坊屋

2022/12/23 更新

山に囲まれた飛騨地方ならではのジビエの味。日々、自然の恵みと命にまじめに向き合いつつ。

山に囲まれた飛騨地方ならではの鮮度抜群のジビエ

高山駅から徒歩10分、古い町並から徒歩5分ほどの場所に、高山まちなか屋台村「でこなる横丁」があります。
横丁内には、郷土料理店から若者向けのダイニングバーや遊び場など、約15件ほどのお店が軒を連ねています。

▲どこか懐かしい路地裏の雰囲気が漂う横丁内を歩いていると、パッと目を引く「飛騨ジビエ」の文字が。

猟師一家が経営する店であり、同じく設立した、飛騨の森で生きる動物たちの捕獲から解体・加工までを丁寧に行う「飛騨狩人工房」から直送される新鮮な肉を使ったジビエ料理を味わうことができるうり坊屋。
猟師の免許を取得し、自ら命と向き合う経験を積んだ料理人が、命をいただくことの責任と感謝のきもちを共有できたらと2017年にオープンされました。

飛騨地域全域で狩猟、または有害駆除されたジビエを仕入れ、深い知識と厳しい目でこだわりを持った品質管理を徹底。
捕獲エリアを飛騨地域に限定することで、迅速な処理や丁寧な血抜きができ、新鮮なジビエをコンスタントに提供しています。
手頃な値段で新鮮なジビエがいただけるのは、そういった工夫があるからなんですね。

おすすめは「鹿のタタキ」や「猪串」。
香辛料などの余計な味付けはされておらず、ジビエ本来の旨味や風味を楽しむことができます。
その他にも熊しゃぶや鹿カレーなど、豊富なメニューが並びます。

▲あっさりとした脂が特徴の鹿肉カレー。牛すじのような食感で、軽やかな旨味が広がります。
山小屋をイメージした店内は、コの字型のカウンター席のみで、アットホームな雰囲気。
観光客だけでなく地元の方々にも人気なのがうなずけます。
ジビエだけでなく、お酒の種類も豊富に用意されているのもうれしいポイント。
生ビールをはじめ、世界のクラフトビールやワイン、カクテル、日本酒など、ジビエにあうお酒が並びます。

もともと狩猟民族だった日本人。
かつては生活の一部に狩りがありましたが、猟師が減った現代は獣が増えてしまう一方。
そして人間が山に入ることが少なくなったことで、増えてしまった野生動物がエサを求めて里山まで現れてしまうようになりました。
結果、野生動物が増えてしまい、山や森が荒らされる…そうならないために、野生動物から山や森を守るのも猟師の大切な仕事のひとつだといいます。
ただ食べるためではなく、狩猟には重要な意味があるんですね。
自然の恵みをムダにせず、敬意を払いながらすべて美味しくいただくという気持ちを感じます。

また、飛騨狩人工房ではジビエ革ブランド「pervo」も展開。
『いただいた命は余すことなく』をテーマに、本来は廃棄してしまう皮や角、牙などを猟師自身でなめし、無駄になる部分がないように加工、デザイン、製作まで手掛けています。
動物が生きた証である戦いの傷跡も、そのまま商品の個性として残すなど、生き物への尊敬と感謝の想いを感じるこだわりの商品が揃います。

飛騨高山で過ごす夜は、ぜひ新鮮なジビエを味わってみてはいかがでしょうか。
がっつりジビエをいただくのもよし、横丁内にあるので、ジビエ初心者の方でも2軒目、3軒目でふらりと立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市本町3-58-13

Google Map

Google Map