CULTURE

瀬戸川と白壁土蔵街

2022/12/23 更新

川に沿って長く続く白壁土蔵の優しい景観に心満たされる、高山の奥座敷。

飛騨古川を象徴する趣きあるメインストリート

飛騨に残る、もう一つの古い町並みとして知られる飛騨古川。
情緒あふれる町並みを散策すると、石造りの瀬戸川や出格子(でごうし)の家並み、そして白壁の土蔵たちに出会うことができます。
瀬戸川に沿って約500mほど続く街並みをのんびり歩きながら、この場所の歴史に思いを馳せましょう。


街の象徴ともいえる瀬戸川。写真を撮りながら散策していると、学校帰りの子どもたちが遊び回る姿や、地域に住む人々の会話が聞こえてきます。
約400年前に飛騨高山藩主の金森可重によって新田開発のために作られたとされる瀬戸川は、かつては野菜を洗ったり、子どもたちが水浴びをして遊んだ場所だったのだそう。
いわゆる「観光地」という雰囲気だけではなく、ここが飛騨古川の人々の暮らしに根付き続けている場所なのだと知ると、その景色の温かみがじんわりと伝わってきます。

「美しい川になってほしい」という願いが込められ地元の人々により放流された、1000匹もの色とりどりの鯉がおよぐ姿に癒やされます。
エサの販売機が設置され、エサやりが出来るのもまち歩きの楽しみのひとつ。
11月下旬から4月上旬まで、ここは降り積もった雪を流す「流雪溝」になるため、冬の間は天神池に引っ越して越冬します。

ふらっと立ち寄れるのも瀬戸川と白壁土蔵街ならでは

道沿いには工房や酒造場、縁結びで知られる伝統行事「三寺まいり」の寺のひとつ、円光寺などが立ち並びます。
また、みだらしだんごや飛騨牛コロッケ、牧成舎のもなかアイスなどの食べ歩きも楽しめます。
ゆったりとした時間が流れる瀬戸川と白壁土蔵街では、人混みをあまり気にせずにふらっと立ち寄れる魅力的なスポットがたくさんあるのが嬉しいところ。
のんびりとした時間を過ごしたい方は、訪れてみてはいかがでしょう。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県飛騨市古川町殿町8−5

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