EXPERIENCE

物理学好きにもそうでない人にも。素粒子「ニュートリノ」の世界が体感できるサイエンスミュージアム。

ひだ宇宙科学館 カミオカラボ

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かがくと、ともに。宇宙と素粒子の謎を追求する科学館

かつて鉱山の町として栄えた飛騨市神岡町には、「ニュートリノ」の研究でノーベル賞をもたらした「スーパーカミオカンデ」をはじめ、宇宙と素粒子の謎を探求する研究拠点が集まっています。
「ひだ宇宙科学館 カミオカラボ」は、それらの研究の魅力を伝えるため、科学と社会が新しい関係性をつくる全ての人に開かれた場所として、道の駅宙(スカイ)ドーム・神岡に作られた科学館です。

スーパーカミオカンデとは?

飛騨の山中の地下1,000mに人知れず存在した、まるで秘密基地のようなニュートリノ(素粒子)観測装置「カミオカンデ」。
その「カミオカンデ」をさらに高性能化し、50,000トンの超純水を蓄えた直径40メートル、深さ41.1メートルのタンクと、その内部に設置された光電子倍増管からなる観測装置です。
謎の多い不思議な素粒子「ニュートリノ」は、2002年に小柴昌俊氏、15年に梶田隆章氏がノーベル物理学賞に輝いたことで世界中に知れ渡りました。
スーパーカミオカンデの名前の由来は、神岡(KAMIOKA)という地名と「Nuclear Decay Experiment(核子崩壊実験)」の頭文字「N」「D」「E」をつなげたもの。
最先端の研究施設のため、一般の方は年間1,000名程度しか見学が出来ず、スーパーKとも呼ばれています。
東京大学宇宙線研究所が運用しており、1991年に建設が始まって約5年間にわたる建設期間を経たのち、1996年4月より観測を開始しました。

ニュートリノとは、宇宙空間を移動して、固体を通過する亜原子粒子。
わたしたちの身体をはじめ、地球を通り抜ける素粒子であり、ニュートリノそのものの性質を調べるとともに、物質を通過するときにはどのように変化するのか、あるいは振動するのかを研究し、未解明である超新星や宇宙の謎を解き明かそうと観測を続けています。

▲ニュートリノとの遭遇によるスリリングなおどろきを体感できる「ワンダーシップ」
カミオカラボでは、東京大学宇宙線研究所と東北大学の監修のもと、そんなニュートリノの不思議な特性を紹介したり、研究内容に触れたり、または宇宙というマクロな世界とニュートリノというミクロ世界を行き来するような、普段感じることのできない非日常的な体験が出来る空間が作られています。
本物のスーパーカミオカンデは見に行くことが難しいので、ここで擬似体験ができるのは嬉しいところ。
また、リアルタイムでスーパーカミオカンデの観測データを見ることもできますよ。

館内にはニュートリノを測定する光電子増倍管の模型もあります。
実際の検出器と同じ材料・取り付け方で忠実に再現されている、圧巻の光景。前で写真を撮ることもできます。

▲光電子増倍管の展示のようす

▲宇宙物理学を感じることの出来るミニゲームも充実。どんなものでも通り抜けるニュートリノが体験できます。

▲模型を使った体験展示。神岡鉱山には宇宙研究の重要施設が集中していることがわかります。
大人はもちろん、子供でも楽しめるように工夫された空間が広がる「ひだ宇宙科学館 カミオカラボ」。
併設された道の駅では、東京大学監修のスーパーカミオカンデに関するグッズの販売などもされており、朴葉みそや飛騨ラーメン、漬物などの飛騨ならではのおみやげも揃っています。
入場料が無料なので気軽に立ち寄ることができ、ドライブなどの休憩にも、もってこい。

また、2027年には、現在の5倍以上となる26万トンの超巨大水槽を持つ「ハイパーカミオカンデ」が完成予定。
さらなる大発見が、神岡町から世界中に発信されるかもしれません。

日々の生活と宇宙スケールの壮大な物語のつながりを感じに、是非立ち寄ってみてはいかがでしょう。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県飛騨市神岡町夕陽ケ丘6

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