EXPERIENCE

匠の館森の水族館

2022/12/26 更新

アヒルにイワナにドクターフィッシュ。さらに「幻の魚」イトウも!癒されること保証つきの日本一小さな手作り水族館。

“ひっそり営業中”な、癒しのほのぼのスポット

高山市丹生川町にある「匠の館」。高山市の市街地から、20分ほど車を走らせたところにあります。
ここは、飛騨の匠の技を受け継ぐ名工により明治15年に建造された民家で、平成19年には高山市の文化財に指定されています。
豪快な梁組は大指木、差鴨居、大黒柱で構成され、特に一番太い大指木は直径90センチメートル、長さ8メートルと、飛騨でも最大級のスケールを誇ります。

そんな飛騨を代表する伝統家屋ですが、入り口には”ひっそり営業中”の文字が書かれており、受付の横にある馬小屋では、「木曽馬」がお出迎え。
木曽馬は絶滅寸前となりましたが、保存会の活動によって絶滅は免れた日本在来種馬の一つ。
戦国時代に武将が乗っていた馬としてご存知の方も多いのではないでしょうか。
現在は150頭ほどしかみられない、貴重なお馬さんです。

▲門をくぐる手前の池にはアヒルさんが出迎えてくれるので、ここでもほのぼのとした気分に。
アヒルのさらさらしたさわり心地って、なんとも言えない気持ちよさですよね。

森の水族館では、自然豊かな渓流を再現した水槽で、飛騨でも見られなくなった巨大イワナや絶滅の危機に瀕するカジカ、北海道北部のみに生息する1メートル近い巨大イトウなど珍しい淡水魚が見られます。

▲山からの湧き水を使用しているのか、実際の川の中を覗いているような雰囲気が漂っていました。
匠の館では、昭和の高山駅周辺を再現したジオラマが展示されています。
高山駅は2016年に新駅舎となったので、かつての人々が慣れ親しんだ高山駅の姿は、ここで見ることが出来ます。
細部にまでこだわりがつまっており、じっと眺めてても全く飽きません。
列車が走るだけでなく、時間が進むごとに演出が変わり、静かな朝の風景や、夜には花火が打ち上がる様子を楽しむことができます。

全体的に静かでのんびりとしているので、お子さまと自然を肌で感じるにはもってこい。
お弁当を持参してのんびりしていく方や、3回〜4回訪れているリピーターも多いのだとか。

“ひっそりと”開館している「匠の館」ですが、癒やされるポイントがたくさんつまった魅力的なスポット。
きっとのんびりしてしまうこと間違いなしの、素敵な空間です。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市丹生川町根方532

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