EXPERIENCE

飛騨の匠文化館

2022/12/23 更新

匠の技が大集合。その高い技術やストイックな仕事ぶりを見て触って感じよう!

現代に受け継がれる匠の技

飛騨で育った木材を使い、飛騨の匠の技を受け継ぐ地元の大工たちによって建てられた「飛騨の匠文化館」。
釘を1本も使用せずに作られた、飛騨の匠の伝統技術を駆使してつくられた、木造建築の集大成ともいえる建物です。
飛騨古川駅から歩いて5分ほどの距離にあり、外観は古川町の顔である瀬戸川と白壁土蔵街の雰囲気に合わせたよろい壁の蔵造り風。
屋根には大あんどん。
館内には様々な継ぎ手や組木の見本が展示され、中庭に面する軒下にはこの建物に関わった大工の紋章「雲」が並んで施されています。

館内では飛騨の匠の秘法として有名な「千鳥格子」を実際にを組むことのできる体験コーナーが。
「千鳥格子」は角材の組み合わせに細工がなされた飛騨の伝統技術のひとつ。
升目を形作る木が、まるで織物の縦糸横糸のように互い違いに組み合わせられている手法です。

▲各種木組みパズルにも挑戦することができます。実際手にとって体験してみると、これが意外と難しく、思わず夢中になってしまいます。

飛騨の木材を使用し、飛騨の匠の技が駆使された建物は、木造建築が好きな人には見応えたっぷり。
使用した大道具や継ぎ手、木組の見本などを始め、建物そのものが展示品となっており、これは一見の価値があります。
 
すぐ近くには福全寺跡の大イチョウや瀬戸川と白壁土蔵街などがあり、見どころも多い古川の街。
その中で飛騨の匠の技術を肌で感じられるのは「飛騨の匠文化館」ならでは。
匠の技を体感してから飛騨の町並み散策へ出発すると、きっと新しい発見があると思います。ぜひ散策のコースに組み込んでみてはいかがでしょう。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県飛騨市古川町壱之町10−1

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