FOOD

稲豊園

2022/12/20 更新

古くて新しい和菓子を追求し続ける創業100余年の菓子司。ユーモラスな「招福猫子まんじゅう」が大人気。

新しい和菓子を追求し続ける創業100余年の菓子司

創業100余年(明治34年)、3代続く老舗の和菓子店「稲豊園」。
季節の和菓子に加え、なんとも言えない表情の猫たちがかわいいと話題になった、オリジナリティ溢れる「招福猫子まんじゅう」が人気です。

店の隣の路地裏で暮らす野良猫をイメージして作られた「招福猫子まんじゅう」。
一度みたらなかなか忘れられない独特な表情の猫達は、白猫、三毛猫、ロシアンブルー、黒猫、そして、とら猫の全5種類。
見た目だけでなく生地とその中に含むあんの種類が異なり、一匹一匹に個性を感じます。
すべて手作業で作られているため、表情やかたち、柄が少しずつ違う魅力があります。
店主いわく、お嫁にいってらっしゃいという気持ちで送り出しているのだそう。
愛情を込めてつくられているのが伝わってきますね。

▲左から時計回り とら猫 (黒糖生地・小豆粒あん)/黒猫(竹炭生地・黒糖あん)/三毛猫(プレーン生地・抹茶あん)/ロシアンブルー(黒ごま生地・小豆こしあん)/白猫(プレーン生地・クリームチーズあん)

食感はふっくら、そしてしっとりしたあんはどれも甘さ控えめで軽い口当たり。
思わずぱくぱくと食べてしまう美味しさです。
個人的にはクリームチーズあんがどこか洋風なテイストを感じ、思わずクセになってしまう味わいに感動しました。
なかなか他店では食べられない味なので、是非試していただきたいです。

100年以上の歴史を持ち、伝統の重みを真摯に受け継ぐ「稲豊園」は「伝統製法をベースにして新しい和菓子を創る」という思いのもと、日々進化を続けています。
見た目も味も楽しんでほしいという店主の心を感じる和菓子からは、手間暇をかけた手作りならではの魅力が伝わってきます。

「招福猫子まんじゅう」のほか、秋を感じる栗よせや栗きんとん、夏季限定の水まんじゅうなど、昔から飛騨の地で愛されてきた商品もたくさん。
暮らしの中に四季を彩る和菓子処として、今も昔も愛され続けています。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市朝日町2

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