FOOD

井之廣製菓舗

2022/12/23 更新

流行りのスイーツもいいけれど、なんだかんだ言って昔ながらの素朴な味が一番。

優しくもどこか懐かしい伝統の味

人情豊かな町、飛騨古川の名物である味噌煎餅の専門店「井之廣製菓舗」。
古くから宿や商店が軒を連ねる武之町通りに店を構える、味噌煎餅を造り続けて100年以上という創業明治41年の老舗です。
熟成3年の自家製味噌を使い、創業当時から変わらない手法で職人が1枚1枚丁寧に手作りする飛騨の味。
大きさは直径約8cmほどで、緩やかな湾曲が特長。
サクサク、パリパリとした心地のいい食感と素朴で優しい味わいは、老若男女に愛される所以でもあります。

▲左から「味噌煎餅」「ちょこっとえごま入り味噌煎餅」(真ん中列奥)「ちょこっと珈琲入り味噌煎餅(真ん中列手前)「野草グラノーラ入り味噌煎餅」

煎餅の決め手となる自家製味噌作りは、「寒の水は腐らない」という言い伝えのもと、毎年正月明けの一番寒いとされる時期に行います。
味噌作りは、秋田産の大豆リュウホウと古川産コシヒカリで作った米麹、能登の粗塩とたまり醤油などを使用した昔ながらの製法で行われ、また、そこからさらに3年間熟成させることで、味噌煎餅づくりに欠かせない、コク深い風味豊かな自家製味噌へと仕上がります。

味噌煎餅に使用されている原材料は全て国産・無添加というこだわり。
地元の食材も数多く取り入れ、魅力を最大限に引き出しながら心がほっとする優しい味わいを守り続けています。

▲店内に入ると、多くの味噌煎餅が。
贈答用や自宅用に購入する地元の方もみられ、店内は飛騨の言葉で賑わっていました。

味噌の風味ほんのりやさしい「味噌煎餅」はもちろん、高知県産の新鮮な黄金しょうがを使用した「生しょうが入り味噌煎餅」はピリッとした爽やかな生姜の風味が特長。
特に「野草グラノーラ入り味噌煎餅」は、古川ならではの「野草」を使用した味噌煎餅。
野草グラノーラがごろごろと大胆にトッピングされており、チョコレート(またはホワイトチョコレート)との相性も抜群で、食べごたえ充分。1枚でも満足感があります。
飛騨神岡のあすなろ珈琲店の珈琲と甘いチョコレートのバランスが抜群の「ちょこっと珈琲入り味噌煎餅」や、飛騨では「あぶらえ」と呼ばれる飛騨産のえごまを使用した「ちょこっとえごま入り味噌煎餅」、そして飛騨玄米と白川茶、龍の瞳を使用した岐阜の名産づくしの「ちょこっと緑茶玄米入り味噌煎餅」などなど。
伝統を守りながら、幅広い商品展開がなされているので、老若男女問わず人気なのも頷ける商品の数々が並びます。

季節に応じた期間限定の商品なども豊富で、思わずどれを購入しようか迷ってしまうほど。
味噌のコクと味わいを生かした食文化が築かれた飛騨市ならではの優しい味、お気に入りの味がきっと見つかると思いますよ。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県飛騨市古川町弐之町7−12

Google Map

Google Map