FOOD

松翁園 なべしま銘茶

2022/12/22 更新

伝統とセンスが出会う、明治41年創業、高山を代表する深蒸し茶専門店。

高山から世界に 茶の心を発信する深蒸し茶専門店

創業100年の老舗お茶屋さん「松翁園なべしま銘茶」は、高山駅から古い町並方面に13分ほど歩いた、古くから商いの街として知られる下一之町にあります。
「すべては、お茶からはじまる」という思いのもと日本茶の持つ魅力を多くの人々に発信しており、大八車に茶を積み、一軒ずつお茶をお届けしていた創業当初から変わらないのは、人とのご縁をつなぎ、茶の心を伝えたいという想い。
それぞれの農家や茶問屋が提供する茶葉の個性を見極めながら、「なべしま銘茶」ならではの日本茶を届けています。

▲リニューアルされた店内。お土産にも喜ばれるパッケージが魅力。

一煎目に香り、ニ煎目は味と言われる日本茶。
”深蒸し茶”は、蒸し時間を通常の2〜3倍長くして、茶葉の持つ香りと味わいを一気に楽しめるのが特徴。
にごりのある水色(すいしょく)は、100余年あまり愛されている歴史が培った魅力がつまっています。
希少な「単一品種」や独自比率の「ブレンド」など、8種類の美味しさが用意されています。

深蒸し茶はもちろんのこと、奥飛騨温泉郷の湯けむりで発酵を促した純国産の「飛騨紅茶」はまろやかな甘味と程よい渋みが特徴のなべしま銘茶オリジナルの和紅茶。
店内には、それぞれ違う色のラベルがあります。
なんでも、日本のお茶には一番茶と二番茶があり、収穫時期の違いによって、味が大きくことなるそう。
ここでは一番茶から作られた紅茶は紫のラベル、二番茶は赤いラベルで販売しています。

香りが強く、爽やかなのみくちでストレートでいただくのがおいしい紫ラベルの飛騨紅茶と、渋みが強く、ミルクや砂糖を加えても引けを取らない味の強さが特徴の赤ラベル。
緑茶で美味しいのは新茶の一番茶ですが、緑茶とちがって紅茶は好みが大きく分かれるそう。

日本の茶葉は日照時間の短い山間部で生産されるため渋みが少ないのが特徴で、ストレートで飲みやすい味わい。
そんな日本茶の持ち味を生かして作られる飛騨の”和紅茶”は、全国でも珍しく、湯けむりを使用して紅茶を作っている場所は少ないそう。
ぜひとも試してみたい一品です。

また、雪の中で甘みが増した国府町産の六条大麦を使用し、砂炒り製法でじっくり琥珀色に仕上げた飛騨むぎ茶は、お茶屋の新しい試みとして始まったオリジナルのもの。
寒さの厳しい冬の飛騨で越冬することにより、糖分をしっかり蓄えた大麦は、粒が大きく甘みが強いのが特徴です。
飲んだ後、豊かな香りが広がる100%高山産のむぎ茶です。

パッケージも魅力的で、お土産にも喜ばれる商品がたくさんの「なべしま銘茶」。
飛騨を感じられるこだわりの品々を、ぜひ求めてみてはいかがでしょう。

ACCESS INFORMATION

住所 岐阜県高山市下一之町12

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