ムスリム用礼拝スペース提供について

訪日外国人旅行者からも人気の観光地である高山市では、従前よりムスリム向けの礼拝用スペースの不足が課題となっておりました。2023年7月時点での訪日外国人旅行者数は、232万600人と、コロナ禍で減少した訪日外国人旅行客は、コロナ禍前の2019年水準まで回復しつつあります。（出典：日本政府観光局）このような状況下で、ムスリム向けの礼拝用スペースの不足がさらに加速し、この度「飛騨高山フードバリアフリー協議会」様からの要請に応え、１階レストラン（花岡DINING and BAR）で、ムスリム向けの礼拝用スペースを提供することといたしました。
また、「hotel around TAKAYAMA」は、同年7月より「Ascend Hotel Collection™」の日本第一号店として日本で展開を開始しましたが、訪日外国人旅行者の受け入れ強化を図っており、多様な文化の方々により快適にお過ごしいただきたいというホテルとの想いとも合致いたしました。これにより、高山市内でのムスリム向けの礼拝用スペースは3カ所目となります。
この機会を通して、世界各地からの訪日外国人旅行者に対するサービスの向上に貢献できることを期待しています。

イスラム教は世界三大宗教の一つとして知られており、キリスト教に次いで2番目に信仰者数の多い宗教。礼拝前には、手・口・鼻・顔・腕・髪・足を水で清め、メッカの方へ向かい、毎日５回の礼拝を行います。