飛騨弁で「ようこそ」を表す『よう来てくれんさった』。
その言葉には、古くから山に囲まれた土地柄ならではの、山を越えよく来てくれました、という思いが込められています。
その言葉には、古くから山に囲まれた土地柄ならではの、山を越えよく来てくれました、という思いが込められています。
日本一の広さを誇る市区町村でもあり、東には槍ヶ岳、乗鞍岳、穂高連峰、南には御岳、西には白山など、日本を代表する深い山々に囲まれた豊かな自然が広がる飛騨高山。
東京・大阪などの大都市からも山を超える必要があり、決して気軽に訪れられる場所ではありません。
しかしそんな山に囲まれた土地にもかかわらず、人口の約6倍の60万人以上の外国人が訪れるのをご存知でしょうか。
東京・大阪などの大都市からも山を超える必要があり、決して気軽に訪れられる場所ではありません。
しかしそんな山に囲まれた土地にもかかわらず、人口の約6倍の60万人以上の外国人が訪れるのをご存知でしょうか。
高山市は、昭和35年にアメリカのデンバー市と姉妹都市提携が成立。
市制施行50周年にあたる1986年4月には「国際観光都市宣言」を行なって以来、外国人観光客が安心して一人歩きできるまちづくりを行なってきました。
それにより町には外国語表記の案内板はもちろん、どんな観光客でも歩きやすいように道路の段差解消や多目的トイレの配置など、バリアフリーのための整備がなされるようになりました。
市制施行50周年にあたる1986年4月には「国際観光都市宣言」を行なって以来、外国人観光客が安心して一人歩きできるまちづくりを行なってきました。
それにより町には外国語表記の案内板はもちろん、どんな観光客でも歩きやすいように道路の段差解消や多目的トイレの配置など、バリアフリーのための整備がなされるようになりました。
2000年には市民が国際化に対応できる文化都市づくりと国際親善を図ることを目的とした、行政と民間一体で組織する「飛騨高山国際協会」が設立。
外国語講座や、通訳の充実、英語スピーチコンテストの開催など市民が参加できる形での国際観光都市を目指しています。
現在ではほとんどの飲食店にwi-fiが設置され、日本政府観光局であるJNTO認定の外国人案内所の設置など、さまざまな取り組みの結果が街中で垣間見えます。
特に高山市のパンフレットは6言語に対応しており、国ごとにレイアウトや内容が異なることに驚きます。
古い町並や里山の風景はもちろん、山登りや桜、雪景色など、各国の文化によって、飛騨高山に対して興味を抱くポイントもそれぞれ違うことから、それぞれのニーズに対応。
また、飛騨高山の観光公式サイトはなんと12言語に対応しており、コンテンツの見せ方や順番も、国によって変えていることに驚きます。
市が外国人を誘致するだけでなく、市民やお店の人々も含めた町全体でおもてなしを行なう高山市。
観光客との交流は市民の生活の一部となっており、言葉だけでなく身振り手振りを加えながら観光客とコミュニケーションをとる様子があちらこちらで見られます。
高山を訪れた際には、日本人が持つであろう暖かいおもてなしの心が感じられる場面にきっと出会えるかもしれません。
観光客との交流は市民の生活の一部となっており、言葉だけでなく身振り手振りを加えながら観光客とコミュニケーションをとる様子があちらこちらで見られます。
高山を訪れた際には、日本人が持つであろう暖かいおもてなしの心が感じられる場面にきっと出会えるかもしれません。